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【サッカー】スローインの投げ方とコツ・練習方法やプロも採用するロングスローも紹介

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サッカーを見たことがある方ならご存知かと思いますが、スローインと言うものをご存知でしょうか?

なんとなく見聞きしたことがあったり、 「 あぁ、あの頭の上からボールを投げるあれね」
と言うイメージが沸く方も多いと思います。

スローインには一体どんな役割があり、ゲームの中ではどんなところで使用されるプレイなのでしょう?

また、このスローインにはどんな歴史があり、現在ではどのように使われているものなのでしょうか。

今回はこのスローインについて解説していきたいと思います。

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サッカーのスローインとは?

スローインの基本的な役割と目的

スローインとは、ボールが完全にタッチラインを越えたときに、ボールが越えた位置から ボールを出していないチームの選手が、両手で投げ入れることによってプレイを再開することです。

ゴールキーパー以外の選手が、唯一手でボールを扱えるプレイであり、どのポジションの選手でもできるプレイです。

特に子どもたちのゲームでは多く使われることが多いとも言われています。

「 スローインは足を上げない!」
と言う少年団のコーチの掛け声が 想像できますよね。

年齢や性別問わず、スローインを有効的に取り入れることで、ゲームの内容にも良い方向に活かすことができます。

スローインの起源と歴史

それでは、 スローインの起源と歴史についてお話ししていきたいと思います。

スローインの歴史はなんと19世紀までさかのぼります。

古くは19世紀、スローインについてはまだ決まりがなく、ボールを自由に投げ入れていました。

後にスローインのルールが決まるきっかけになったとされているのが、イングランドのサッカー選手であったウィリアム・ガン選手です。

彼は身長が190センチ近くある大柄な選手で、 足もとても早かったようです。

当時のスポーツ選手の中には、「冬にサッカー夏にクリケット」と言う二刀流の選手が多く存在していました。

今で言う二刀流と言うと、同じ競技の中で2つのポジションやプレイを受け持つ選手のことを言いことが多いわけですが、違うスポーツを掛け持っていた選手が多いと言うのは驚きです。

また、イングランド代表として活躍していた彼のもう一つの大きな武器は、なんと言っても肩の強さ。

野球のような片手投げだと、野球で言うところの剛腕選手のような飛びすぎるスローインに多くのクレームが集まったようです。

足を使うのが基本のサッカーでボールを投げて、得点チャンスになるのは不公平と 言う批判的な意見多発しその結果、1883年に正式に両手投げがスローインの ルールとして指定されることになりました。

確かに、ゴール近くまで狙えてしまうようなスローインをされては、相手チームはたまったものではありませんね。

こういった経緯があり、 現在の両手投げのスローインが始まったわけです。

スローインの基本的な投げ方とコツ

両手でボールを持ち、頭の後ろから頭頂を通して投げます。

その時、両足が地面から離れてはいけません。

片足でタッチラインを完全に超えてもいけません。

勢いよくボールを投げようとすると、無意識のうちに足が上がってしまったり、飛び跳ねて しまうことがありますが、これも練習を重ねて意識をするなどして、十分に気をつけなく てはいけません。

スローインの投げ方の種類

スローインには、ロングスロー頭に合わせて投げる足に合わせて投げるショートバウンドなどがあります。

特に戦術としても使われるロングスローはスロー地点から20メートルを超えるスローイン のことを言います。

スローインの正しい投げ方のコツ

スローインの投げ方には、コツがあります。

ボールを両手に持ち、背中をそらすようにして、体を前に持っていくときの反動を使ってあげるようにします。

また、ボールを持つ時は手のひらだけではなく、指まで使って両脇からしっかりとボールをつかむとより正確なスローをすることができます。

親指を開くことで、ボールの手前 を支える形になり、スローのときの押し出しをサポートしてくれます。

細かいところではありますが、ボールの持ち方はボールの軌道にも関係する意外と重要なポ イントでもあります。

スローインの練習方法

スローインの練習方法はいくつかありますが、基本的な練習は2人1組でおこないます。

2人1組になり、正面からボールをスローインします。

スローを受ける人が ボールを キャッチします。

低いボールは、足もも体でストッピングやボールコントロールの練習を兼ねても良いでしょう。

この時にも、正しい投げ方のコツを意識して、足が上がったり、ボールが頭の上を通らないと言うようなことがないように気をつけましょう

次に実戦形式での練習を行います。

受け手を1人フィールドに入れ、 投げる側は素早くタッチラインに沿って投げます。

受け手は、タッチライン沿いのボールを追いかけて、ドリブルしてシュート練習をします。

それが済んだら、スローインをする人の列の後ろに並びます。

スローインをした人は、フィールドに入り、次の受け手になります。

これを繰り返すことで、実戦形式のスローインの練習になります。

一見難しくないプレイのように感じるスローインですが、基本的な練習や実践的な練習を繰り返し行うことで、正しいフォームと有効的な活用方法が身に付いてきます。

ロングスローはプロも採用する戦術!?

ロングスローは多くの指導者が戦術としての有効性を認めており、活用するチームが増えています。

実際に現在の日本代表サムライブルーでもロングスローを得意とする選手を選ぶようにしていると代表監督が語っています。

高校サッカーで多く見られるロングス ローですが、現在ではロングスローからの得点については、賛成派が9割以上とも言われています。

こうなるとロングスローは、もはや立派な戦術として地位を確立していると言っても過言ではありません。

ロングスローの採用場面

このようにロングスローは、近年でもよく見かけられる効果的な攻撃戦術の1つです。

ロングスローによって、投げられるボールはコーナーキックやセンタリングに近いため、ただのスローインも大きなチャンスとなり得るのです。

そのため、アタッキングサード以降ではロングスローを積極的に取り入れて、センタリングのような戦術を考えておくことも大切です

ロングスローの投げ方

タッチラインから、数メートル離れた位置からギリギリまで助走をし、体をしならせてボールを投げます。

通常のスローインと比べると、体全体でボールに勢いを与えるイメージでおこないます。

こうすることで、よりスピードがボールに伝わり、遠くに投げることができます。

ロングスローを得意とするチーム

ロングスローを得意とするチームは、日本高校サッカーの強豪青森山田高校だけではありません。

現在のセリエAではロングスローを積極的に活用するクラブも増えています。

首位を走るインテル・ユヴェントスでも時折ロングスローが見られます。

これは、世界においてロングスローが見直されている証拠とも言えるでしょう。

スローインにおける守備戦術

スローインにおける守備戦術についてお話ししていきたいと思います。

守備戦術を知ることで、スローインを利用して試合をうまくコントロールする事ができる場合もあります。

マンマークディフェンス

マンツーマンディフェンスとも言われます。

マンマークとは1対1のことを示し、常に特定の相手に対して1対1でマークをしてディフェンスをすることです。

マンマークディフェンスは、試合の中でよく見られるシーンではありますが、チームワークも大切な要素であり、選手同士が声を掛け合い、相手チームの選手を取りこぼすことなくしっかりとマークすることが重要になります。

ゾーンディフェンス

ゾーンディフェンスはマンマークディフェンスとは異なり、特定の相手選手をマークするのではなく、自分が受け持つゾーンを決めて守備をするディフェンス方法の1つです。

それぞれのゾーンに入ってきた相手選手を各ポジションの選手がケアすると言う方法です

近年では、マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスをミックスしたものを使うチームが増えてきているようですが、Jリーグではどちらかと言うと、マンツーマン的要素が高いチームの方が多いようです。

スローインの基本的ルールとは ?

スローインの基本ルールというのはあるのでしょうか?詳しくお話ししていきたいと思います。

オフサイドはある?

スローインからボールを直接受けたときは オフサイドポジションにいても、オフサイドにはなりません。

このルールについては、基本的なことではありますが、間違いやすいところでもありますので、実践的な練習やゲームの中で覚えていく必要があるルールです。

直接ゴールは?

サッカー競技規則第15条スローインに記載されているように、スローインによってピッチに投げ入れられたボールが直接ゴールに入ったとしても、ゴールは認められません。

相手ゴールに入った場合は、相手のゴールキック・自分のゴールに入った場合は、相手のコーナーキックによって再開されます。

投げた選手がそのままボールに触れる?

スローインを投げた選手が続けて、ボールを触ることはできません。

子どもたちの試合では、うっかりやってしまいそうなプレイではありますが、これは本来は違反となります。

万が一触った場合は、 その場所から相手チームの間接フリーキックとなります。

守備はどこまで近づける?

スローインが行われる地点から、2メートル以上は離れなければなりません。

試合に集中することで、 2メートルよりも近づいてしまう事もありますが、周りからの声掛けが必要になります。

スローインがやり直しになる事も!?

投げたボールが競技のフィールドに入らなかった場合は、スローインがやり直しになります。

また、ボールがタッチラインの外側に落ちバウンドして、再びフィールドに入った場合もやり直しになります。

スローインは決して難しいものではありませんが、スローインのやり直しを避けるためにも、このようなプレイには十分に注意が必要です。

スローインの仕方で相手ボールにもなる?

正しいスローインの仕方をしなかったり、ボールを持ったまま5秒が経過してしまうと、相手チームのボールになってしまいます。

ボールを投げる方法を考えすぎて、長時間ボールを持ってしまうこともありますが、十分に気をつけなくてはいけません。

このようなミスを起こさないためにも、スローインの正しい投げ方を覚えましょう。

改めて、スローインの基本的な投げ方や正しい投げ方の説明をしていきたいと思います。

まとめ

スローインについて詳しく解説してみましたが、いかがでしたでしょうか?

実際のサッカーの試合を見ても、決して目立つプレイでは無いものの、1試合の中で行われる回数も多く、これがうまく生かせれば、試合の流れを変えることができる戦術的なプレイの1つでもあります。

これから自分でプレイする際や、サッカーの試合を観戦する時などに、あえてスローインを意識して注目してみても面白いかもしれません。

スローインから続くその後のプレイと合わせて注目してみてはいかがでしょうか。

スローインの見方が少し変わり、より楽しめるかもしれません。

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