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ミニマリストの災害対策・防災対策4ステップを紹介!

ミニマリスト

今回は我が家の防災計画について、私の災害に対する対策と備えをご紹介します。

災害に対する備えと言われても、何をやればいいのかわからないという方に、わかりやすくやるべき災害対策を4ステップでお伝えします。

以前の私の防災対策といえば、今まで中身をよく考えずに用意していた避難リュックを持っている程度でした。

しかし、大きな災害が続いている昨今、なんとなくの準備では済まされないと思い、今さらではありますが、今回防災についてしっかり学習し、徹底的に備えを見直しました。

見直してみて、これまでの私は「何がどれだけ必要か」「災害時にどう行動するべきなのか」をしっかりと想定できておらず、災害への準備は不足していたことに気付かされました。

避難リュックも大切ではありますが、より準備すべきものもありました。

そんな私の学びを少しでも多くの方に伝えたいと思い、記事にまとめました。

また、できることならあまり多くのものは持ちたくないのが、ミニマリストの私の本音です。

ですので、最低限の備えとは何か、普段使いのアイテムとできるだけ兼用できないか、工夫を凝らしています。

この記事が災害対策について考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。

ミニマリストの災害対策・防災対策4ステップ

今回紹介する私の災害対策は、「今日から始める家庭の防災計画」という本を始め、文献および情報を参考にしています。

また、実際に東日本大震災の時に福島県で被災した私の友人の体験談も、参考にさせてもらっています。

ステップ1:家の中のリスクを減らす

ミニマリストの私の災害対策ステップ1は、家の中のリスクを減らすことです。

もしも何かあった時のために、防災リュックや備蓄など物を揃えたりするのも大事ですが、そもそも生き残らなければその備えも意味がなくなってしまいます。

これは、家の中の危険をできるだけ減らし、災害で被災する可能性を小さくする災害対策の大切な第一歩だと思っています。

実際に阪神淡路大震災では、負傷した方の7割以上が家具の転倒や落下物が原因だったそうです。

もし物が少なければ、たとえ地震があっても家具の転倒や落下物の被害を受ける可能性を低くすることができます。

また、火災が発生しても、物に炎が移って燃え広がる可能性を小さくすることができます。

物が少ないミニマリストな暮らし自体が、災害での被害を受けないためのとても効果的な対策になるのです。

福島県で被災した私の友人も、物を持たないのが一番の災害対策だと話してくれました。

当時、幸運にも落下物や家具の転倒による怪我が免れたものの、被災した時の片付けは本当に大変だったそうです。

震災以降、物は少ない方がいいと考えるようになったとのことです。

私自身、災害対策として生活を頑張ってきたわけではありませんが、結果的にミニマリストな暮らしが家に潜むリスクを大きく減らしてくれています。

ここで、被災リスクを減らすことにつながっているミニマリストな私流の具体的な対策を紹介したいと思います。

まず、私は転倒リスクのあるタンスや食器棚のような大きな家具を置いていません。

物は本当に必要なものだけに厳選し、基本的には備え付けの収納にしまっているので、大きな家具を持たなくて済んでいます。

そもそも家具を置かないのが、一番の災害対策になります。

また、椅子や三脚のような重たいアイテムは、高い場所には収納せず、床置きの状態で収納するようにしています。

ちなみに、もし大きな家具を置いているという場合は、次のことに気をつけると良いです。

まずは、家具が倒れても通路は塞がない位置に置くことで、特に出入り口を塞ぐ位置に家具は置かないようにしましょう。

そして、寝室には大きな家具を置かないこと。最後に、突っ張り棒などの転倒防止対策をしておくこと、重い物はできるだけ下に収納して重心を下げることが重要です。

大きい家具がある方は、ぜひ実践してみてください。

続いて、災害時に危険が特に多く潜んでいるキッチンでの対策を紹介します。

私の友人も、震災でキッチンの被害が一番大きかったと話してくれたので、特に気をつけています。

食器は必要最低限に厳選し、備え付けの戸棚にしまっているので、食器棚は持っていません。

食器や瓶ボトルなどの割れ物、鍋などの重量物は低い位置の戸棚に収納しています。

こうすることで、高い位置からの食器や鍋の落下をなくせます。

上の棚には、調理用品や消耗品ストックなど軽いものを置くようにしています。

また、高く重ねた食器は崩れやすくなってしまいますので、重ねすぎないようにしています。

さらに最近、割れ物の下にはダイソーで購入した滑り止めシートを敷くことにしました。

地震の揺れで食器が棚の中で滑ってしまうと、戸棚から飛び出てしまうので、少しでも食器が動かないようにするために敷いています。

少しの力ではずれないようになったので、これはすごく効果的だなと感じています。

また、コンロ周りやキッチン内にはスパイスやキッチングッズなど、物は置かないようにしています。

火事の原因や地震での小物の被害防止につながります。

食器を乾かしている間は山にせず、乾き次第すぐに棚にしまうようにしています。

特に危険な包丁は、キッチンに出しっぱなしにせず、すぐに拭いて都度戸棚の中にしまうようにしています。

また、窓ガラスは元々耐震性と被害防止の効果がある網入りガラスですが、ガラスが割れて被災してしまうのを防止するために、台風の時は必ずカーテンを閉めるようにしています。

防災には配線にも気を使いましょう。

避難する際に慌てて電気コードに足を引っかけて転倒してしまう事故もよく発生するそうです。

なので私は、つまづき防止のため、電気製品は基本コンセントの近くに置くようにし、もしもコンセントから離れて設置する時もコードカバーを使ってコードを整理しています。

これを経て、災害時にまず生き残るために、これからも物を減らせないか思考錯誤したいと思いました。

ステップ2:住居のリスクを把握

我が家の災害対策ステップ2は、住居のリスクを把握し、避難場所を想定することです。

  • どの家に住むかによって
  • どんな被害が起こり得るのか
  • どんな備えをしておき
  • どこへ避難しなければならないのか

が変わってきます。

なので、まずは住居のリスクを把握することが大切です。

私自身もこれまで特に考えることもなく、災害時はまず近所の避難所に行くものばかりだと思い込んでいました。

しかし、自宅に危険がなく、生活するのに必要な備えがあるのであれば、自宅に残り避難生活をする「在宅避難」が可能なのです。

むしろ、避難所は全ての住人を受け入れる備えがなく、本来自宅での避難が困難な方のみが行く場所なんです。

実際東京都が用意している避難所の定員は全体人口の2割程度だそうです。

在宅避難はプライバシーが守られるというメリットもありますし、できることならしっかり備えて在宅避難をしたいですよね。

ということで、在宅避難ができるかを想定するために、自宅が安全な場所であるかを次の手段で確認していきます。

まず確認すべきもの1つ目は「ハザードマップ」です。

自然災害のうち津波、火山、浸水、土砂災害は生じる場所がある程度決まっていて、ハザードマップで確認することができます。

ハザードマップの確認には「重ねるハザードマップ」というウェブサイトが便利です。

洪水、土砂災害、津波など複数のハザードマップを重ねて表示できるので、各災害のリスクを一度に確認することができます。

私の住まいも私の実家も、ハザードマップの危険エリア範囲外だったので、津波、火山、浸水、土砂災害による被害を自宅で受ける可能性はほぼないと言えます。

ただし、ハザードマップが必ずしも正しいわけではないという点は知っておきましょう。

実際、私の住む地域でもハザードマップの危険エリア範囲外の場所で、大きな水害がありました。

雨の降り方や道路、下水道の状況などによって、土砂災害の発生エリアは変わりますので、日頃から水はけの状況などをよく自分の目で観察しておくことが大切です。

続いて、地震、風水、大雪などの自然災害への住居の耐久性も、いつの建築基準法が適用される物件であるかで確認できます。

1981年より古い基準の建物は一般的に旧耐震基準と呼ばれ、震度5の地震で倒壊しないことが基準とされています。

つまり、追加の耐震工事をしない限り、震度6弱以上の地震の際は倒壊のリスクがあります。

その後、1981年の基準改正以降の基準に従う建物は新耐震基準と呼ばれ、震度6強7程度の地震でも倒壊しないことが基準となります。

さらに、その後の2000年の改正以降の基準に従う建物は新耐震2000年基準と呼ばれ、木造住宅の耐震性が上がり、防風や積雪に対する基準もより厳しく正確になりました。

なので一般的には新耐震基準、できることなら新耐震2000年基準が適用される住居が強い地震にも耐えられると言えます。

なお、建年度が適用基準となるわけではないので、1981年もしくは2000年前後に建てられた物件は、いつの建築基準法に従っているかをよく確認した方が良さそうです。

この事から、ハザードマップの危険エリア外かつ、新耐震基準の家や新耐震2000年基準の家に住んでいる方は、自宅が安全な場所になるので在宅避難ができる可能性が高いです。

一方で、ハザードマップエリア内もしくは旧耐震基準の家に住んでいる場合は、家から避難する状況になる可能性が高まりますので、避難所へ避難する備えもしっかりしておいた方が良さそうです。

避難する場所によって備えも変わりますし、実際に災害が発生した時に慌てずに行動できるので、どんな災害が発生した時にどこに避難するか、ぜひご家族と一度話してみてください。

そして、災害対策の本にはこうも述べられていました。

災害で死なない環境を作るための一番の方法は、災害を避けることである。

つまり、家を安全な場所にすることが、命を落とさないための最も効果的な災害対策になるそうです。

ステップ3:緊急避難用リュック

我が家の災害対策ステップ3は、緊急避難用リュックを用意することです。

自宅にどれだけのリスクがあるか把握し、避難場所の想定ができたら、いよいよ災害に備える荷物を準備していきます。

私が用意したのは、緊急避難用リュックと在宅避難するための備蓄、この2つです。

まずは緊急避難用リュックから紹介します。

緊急避難用リュックは、津波や浸水、火事など、すぐに逃げなければならない状況から急いで逃げる時に持っていくことを想定した最低限の荷物です。

生き延びるために必要最低限な荷物を入れ、両手が開くリュックであること、そして背負った時に走れるほどの重さであることが大切です。

私の家は水害や津波の被害を受ける可能性は低く、倒壊リスクも高くないため、基本的に在宅避難を想定しています。

しかし万が一、火事や自宅の倒壊で家から急いで脱出しなければならない状況になった時に、命を繋げるだけの荷物を想定して避難リュックを準備しました。

保管場所はすぐ持ち出せるように、玄関の手の届く位置に置いておきます。

リュック本体は全く使わないから手放そうかなと迷っていたリュックを、避難バッグに使っています。

処分しようとしていたものを活用したり、日常に使うアイテムと兼用させたり、物を増やしすぎない工夫もたくさんしています。

それでは荷物の中身を紹介していきます。

まずはです。

1日あたり1人3リットル必要と言われていますが、走って逃げる想定なので、そんなにたくさんは持っていけません。

とにかく生き延びることが目標なので、500mlのペットボトルを2本だけリュックに入れます。

食べ物も、まずは逃げ延びることが目標なので、十分な量ではないかもしれませんが、甘いお菓子を入れています。

賞味期限は少し短いですが、賞味期限が近くなったら食べて、こまめに入れ替えています。

あとは賞味期限が長い保存食のクッキーと、水だけで調理できるアルファ米も用意しています。

さらに、ご飯を食べる割り箸も入れておきます。

続いて貴重品です。

貴重品はポーチに入れています。

中にはまず、1000円に崩した現金を3万円分入れています。

現金は物を買ったり、家を失った時にホテルで泊まったり、実家に帰ることを想定して用意しています。

あとは身分証明書として使うための保険証や免許証のコピーです。

キャッシュカードや通帳がなくても、多くのメガバンクでは災害時に身分証明書で本人確認が取れれば、10万円程度まで預金を引き出せるようになります。

ちなみに、ネット銀行の場合は災害時に電話で本人確認が取れれば、他の本人名義の口座にお金を振り込んでもらうことができます。

私はネット銀行を使っていて、基本的にはキャッシュカードを持ち歩かず、スマホでコンビニ引き出ししています。

万が一災害時にスマホを持っていない場合、店舗を持つ銀行口座に振り込んでもらう予定です。

あとは、生きるために絶対必要なもの、例えば目が悪い方はメガネ、薬が必要な方は薬なども入れておきましょう。

続いて、電気小物系です。

持っている方の方が少ないと思いますが、ヘッドライトを入れていきます。

両手が開くので、懐中電灯より頭に取り付けるタイプが良いそうです。

ちなみに、ダイソーでもヘッドライトを置いているそうなので、早めに安く買いたい方はそちらでもいいかもしれません。

また、ライトにもなるラジオを入れています。

災害時、インターネットは通信障害になったり、停電が数日以上続くと基地局がダウンしたりする可能性もありますが、そんな状況でもラジオは最後まで使える可能性が高いです。

情報収集の最後の砦になり得るため、持っておくと良いでしょう。

次にスマホの充電器とケーブルも入れておきます。

スマホは家族の安否確認や災害情報の確認など、被災時の生命線になるので、電池は切らさないようにしたいところです。

もし停電している場合に備え、電池式のモバイルバッテリーも用意しました。

続いて、救急用品と洗面用具です。

これらは無印良品のスパバッグに入れています。

自宅の救急用品は普段から滅多に使うものではなかったので、保管する場所を避難リュックの中にすることにしました。

中身はまず傷口の消毒液、そしてガーゼとテープ軟膏病院でもらったお薬の余りです。

その他、洗面用具としてはまずアルコール消毒

水が止まりお風呂に入れないことを想定して、体を拭く用に汗拭きシートアルコールの入っていないウェットシートを入れています。

出来れば歯ブラシも入れておきましょう。

続いては衣類です。

雨に濡れた時、汗をかいた時に着替えられるよう、服とタオルを1セット用意しています。

ハンドタオルとフェイスタオルを1枚ずつ、インナーと靴下、ヒートテックのTシャツとタイツも1枚ずつ、そして長袖のTシャツとスウェットパンツを用意しています。

どれも着ふるしたり、滅多に着ていなかったりする手持ちのアイテムばかりです。

下着だけは新品を多めに3枚用意しました。

トイレットペーパーも1つ入れていますが、私が用意したものは4倍巻きでかなり量が多いので、さらに軽くてコンパクトなトイレットペーパーでも良いかもしれません。

生理用品も普段使いのストックを避難バックに入れているローリングストックです。

携帯用トイレを持っておいてもいいのですが、私は簡単に45Lの大きな袋と新聞紙を用意しました。

小さめの中身が見えないビニール袋も入れています。

これは災害専用に持っているというより、普段使っているもののストックと兼用させています。

袋は災害で破損したものを入れたり、ゴミを入れたり、手袋やお皿の代わりになったり、色々なことに活用できるので多めに用意しています。

ダイソーで買ったアルミ素材のポンチョも持っています。

雨具としても防寒具としても、そして着替えや簡易トイレ使用時の目隠しとしてもマルチに使えると思い用意しました。

また、軍手も入れています。

この程度の荷物たちであればリュックはそこまで重すぎず、十分走って逃げられそうです。

実は避難バッグと呼ばれるものは2種類あり、今ご紹介した緊急避難リュックともう1つ、大きな避難バッグがあります。

これは避難所に余裕を持って避難する場合、例えば台風などを想定して事前に避難所へ行く時や、大震災後に避難所にゆっくり移動する時に、緊急避難リュックと合わせて持っていく時に使用します。

避難先で生活をするために必要な水、食料、着替え、寝具などを入れたバッグです。

避難所で避難生活を送る方は、用意が必要になってくる荷物になります。

ステップ4:在宅避難の為の備え

我が家の災害対策ステップ4は、在宅避難のための備えです。

災害時、自宅が安全であれば在宅避難が可能ですが、そのためには停電や断水などライフラインの停止に備えたアイテムの確保、食品や飲み水などの生活物資の備蓄が必要となります。

必要最低限で暮らすミニマリストを目指す中、使わない余計なものはあまり増やしたくないので、私は災害のための備蓄を持つことにあまり前向きではありませんでした。

しかし、今回災害について調べて、避難生活のための備えはまさに必要最低限のものだったということに気付かされました。

そのため、最低でも3日、できれば7日分を持っておくことが大切です。

これは災害発生後、最初の3日間は人命救助が優先され、道路の復旧や避難所への物資輸送はその後になるためです。

大規模な震災では、さらに物資が行き届きにくくなることもあります。

私が今住む地域も震災の時は停電が3日間、ガスの停止は5日間、断水は2週間ほど続いたそうです。

給水車や湧き水を使ったりして、なんとか1週間以上避難生活を続けたそうです。

なんとか出来たものの、混乱はあったそうで、やはり物資は自分で用意しておくことが大切です。

ということで、まずは1週間生き延びるためのアイテムを揃えておきました。

最初にライフライン停止への備えです。

各ライフラインが止まった時、何ができなくなるか、そしてそのために用意しているアイテムを紹介していきます。

まずは水道です。

水道が停止した場合、1番に困ることがトイレが使用できなくなることです。

そのために、1日1人あたり6回分、1週間で42回分の使い捨てトイレを用意しておく必要があります。

市販の非常用トイレを買ってもいいのですが、もしもの時のためのものをできれば増やしたくない私は、家にある45Lの黒色のポリ袋、古い新聞用紙、そして消臭スプレーを使って非常用トイレを準備しています。

我が家の非常用トイレの使い方は

  1. まず、便座を上げポリ袋1枚を広げてセットします。
  2. 開口部をすっぽり覆うのがポイントです。
  3. そして便座を下ろし、もう1枚のポリ袋を広げて便座を覆い隠すように重ねます。
  4. 2枚目のポリ袋の上にちぎった新聞紙を入れ、簡易トイレの完成です。
  5. トイレが終わったら消臭スプレーをかけ、2枚目のポリ袋の口を結んで処分します。(消臭スプレーの代わりに粉末洗剤や重曹、酸素系漂白剤でも可能です。)
  6. 2回目以降はトイレのたびに2枚目のポリ袋を取り付けるステップ2から始めればOKです。

簡単ですよね。

水道が停止するとお風呂に入ることもできなくなります。

体の痒みや匂いの発生を抑えて最低限の清潔さを保つため、私は緊急用避難リュックで紹介した汗拭きシートとノンアルコールのウェットシートで体を拭きます

どちらも普段使っているアイテムで、ローリングストックしています。

さらに、ダイソーのドライシャンプーも用意しています。

これは普段使いはしないアイテムですが、もしもの時のために買ったものです。

値段も100円と安く、もし使うことがなくても処分しても後悔しないなと思い選びました。

よくある缶のタイプのドライシャンプーよりもコンパクトで保管にかさばらず、枚数が少ないため早く使い切れる点も衛生的で気に入っています。

そして手を洗うこともできなくなるので、アルコール消毒を使います。

水が止まると食器を洗うことができなくなります。

そんな時お皿にキッチンラップを貼り、その上に食べ物を乗せたり、アイラップという耐熱素材のビニール袋を被せて使ったり、使い捨てられるもので食器を繰り返し使います。

また、洗濯機も使えなくなりますので、服が足りなくなった時にはポリ袋で洗濯をします。

ポリ袋に少量の水と衣服を入れて、台所用洗剤を入れて口を閉じ、袋の上から揉み洗いをします。

そして手で絞って脱水し、干します。

水が少なくすぎる状態ではありますが、中性洗剤であれば洗濯洗剤と比べて比較的肌に優しいので、中性洗剤を使っています。

また、給水車が来た時のためにウォーターバッグも用意しています。

容量は4.2リットルで、こちらもダイソーで買いました。

もっと大きいサイズはいくらでもありますが、1人で運ぶとなるとこのぐらいが適正だと思い、こちらを選びました。

今は1枚しか持っていませんが、サイズもかさばらないので複数枚持っていてもいいかもしれません。

続いて電気です。

停電すると照明が使えなくなるので、緊急避難用リュックの中に入っているヘッドライトをメインに使います。

特に夜の室内の移動は危険になるので、1人1台ヘッドライトがあると良いそうです。

ただ、そんなに充電の持ちは良くなさそうなので、暗くなったら寝ることを徹底して、あまり照明を使わないようにしたいと思います。

続いてガスです。

ガスは復旧まで電気や水と比べて1番時間がかかりやすい傾向にあるそうです。

ガスが使えなくなると調理ができなくなりますので、私はそのためにカセットコンロを持っています。

災害時専用のアイテムは正直持ちたくなくて、カセットコンロを買うかどうかずっと悩んでいたのですが、食事は生き延びるために必要不可欠ですし、災害時も温かいご飯がやっぱり食べたいなと思い、最近カセットコンロを購入しました。

ただ、普段使いはあまりしないアイテムなので、保管場所を取られるのは嫌だなと思い、iwataniのホールディングキャンプストーブという折りたたみ式のカセットコンロを選びました。

こちらのカセットコンロは非常に買って良かったです

まず、コンパクトなサイズなのが気に入っています。

折りたたみ式なので、スペースを取らず、私はキッチン下にフライパンや鍋と一緒にしまっています。

また、組み立てるとしっかりとした構造になっているので、鍋を乗せてもグラグラせず安定感がありますし、火からある程度距離が取れているので、鍋全体に均一に熱が回りやすいです。

さらに、遮断するプレートがついているので、テーブルへのダメージも防いでくれます。

普段使いしないのにカセットコンロを持つことに抵抗がある方にもお勧めです!

ガスボンベは今は3本用意していますが、必要本数は1台あたり1日約1本と言われているので、1週間分を用意するように考えています。

そして、東日本大震災の時に皆が口を揃えて言うのが、1番手に入らなかったものがガソリンでした。

私の友人も、1週間経っても水道が復旧しない状況のため、東京の知り合いのところへ疎開することにしたものの、ガソリンが手に入らず危うくたどり着けないところだったそうです。

ですので車の使用後、家に停める前にはガソリンが半分以上あるようにしておくと良いです。

続いて食品や飲み水など、生活物資の備蓄を紹介します。

こちらも7日分を想定して準備しました。

水は1日3リットルと言われているので、2ケース分ぐらいを備えつつ、使うローリングストックで用意しています。

食品はレトルト食品と、玄米プロテインで7日分を想定しています。

食品の備蓄はあえて見えやすい場所に置くことで管理を楽にしています。

何年も保存が効く非常食ではなく、保存期間が半年から1年ぐらいの普段使いできる食品をローリングストックするようにしました。

ローリングストックにすると、日頃から使うので非常用として場所を取る必要もなく、賞味期限管理が本当に楽になります。味も慣れているものになるので安心ですよね。

非常時だけでなく、忙しい時や風邪を引いた時にも使っていこうと思います。

エリアごとに賞味期限を分けていて、このエリアは賞味期限が今年中、こちらは来年の前半、その隣は来年の後半、そして再来年以降のエリアと必ず賞味期限を切らさない工夫をしています。

見えるところに置く、期限ごとに置く、普段使いもできる食べ物にする。

これが賞味期限を切らさないコツだと思っています。

そして、避難生活はきっとストレスが溜まるはずですので、せめて食べ物で元気になれたらと思い、自分の好きな食べ物ばかりを選ぶようにしています。

私は麺よりご飯派なので、ご飯に合う食べ物ばかりを揃えています。

少し贅沢に無印良品の食べ物を多めにストックしています。

フルーツが大好きなので、気分も上がるかなと思い、フルーツ缶も用意しました。

お米については、もし水道やガスが通っていなくても、アイラップとカセットコンロがあればご飯を炊けますので、レトルトを3つ、お粥を2つだけしか持っていません。

そのおかげで食品のローリングストックコーナーもそんなにたくさんの食品を持たずに済んでいます。

ここでアイラップを使ったお米の炊き方を紹介します。

  1. まず、アイラップにお米と同量か少し多めの水を入れ、空気を抜いて口を絞ります。
  2. 空気が入ると鍋の中で浮いてしまい、うまく湯煎できないので注意が必要です。
  3. 20分ほど浸水させた後、耐熱皿を置いた鍋に水を入れ沸騰させたら、アイラップに入れたお米を入れます。
  4. そして、弱火か中火ぐらいでお湯が少しグラグラする程度にし、蓋をして30分ほど湯煎します。
  5. 炊き上がったら鍋から取り出し、5分ほど放置して完成です。

実際炊いてみたのですが、意外と簡単で美味しく炊けました。

アイラップのままお茶碗に盛ればお皿代わりにも使え、洗い物も増えないのが良いですね。

ここまで読んで頂きましたが、「じゃあ我が家では何がどれぐらいの量が必要なんだろう?」と悩んでしまう方も多いかなと思います。

そんな方には「東京備蓄ナビ」というサイトがおすすめです。

家族構成人数などを入力すると、在宅避難のために必要なものとその量をパッと算出してくれるので、非常に参考になります。

また、その理由も説明してくれるので、理解を深めながら備えることができます。

よければぜひ活用してみてください。

まとめ

以上ミニマリストの防災対策でした。

今回の記事はあくまで私個人が考え行った災害対策です。

誤った情報はお伝えしないようにできる限りリサーチを行いましたが、今回の動画を鵜呑みにするのではなく、あなたのご家庭ではどんな対策が必要か考えるきっかけにしていただければ嬉しいです。

正直、災害は何が起こるかわからないので、備えても実際には備えきれないことも多いです。

私としては、最低限の備えは持っておきたいと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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