あなたは、物を買っても心が満たされないと感じたことはありませんか?
かつての私はそうでした。
安物買いを繰り返し、いつも何かを求めていた日々。
ですが、ミニマリストを目指すようになってからは、物欲がなくなり、本当の幸せを見つけることができるようになりました。
この記事では、私が実践した物欲を抑えるための思考と行動をご紹介します!
ミニマリストの物欲がなくなる思考と行動9選
昔は安物買いの銭失いちゃんというあだ名を祖母につけられるほど安いものをたくさん買っていました。
自分では節約できていたつもりでしたが、安いもの買いのチリツモでお金はありませんでした。
クローゼットも部屋も荷物でいっぱいにもかかわらず、物欲は止まることなく次は何を買うか日々考えていました。
そんな銭失いの私でしたが、ミニマリストを目指し行動するようになってから物欲が驚くほどなくなりました。
今は生活必需品・食品以外のものは滅多に買いません。
今回は私が物欲を抑えるためにとても効果のあった考え方と行動をお伝えします。
1.物欲を満たすことは幸せにつながらない
物欲がなくなる思考と行動一つ目は「物欲を満たすことは幸せにつながらない」と知ることです。
私はミニマリストを目指すまで、暮らすのに十分すぎるぐらいのものを持っていたにも関わらず、全然幸せではありませんでした。
なぜなら必要なものは持っているはずなのに、自分に足りないものばかり目に入っていたからです。
友達が持っているブランドカバン、ブランド財布、会うたびに見る新しいお洋服を見ては物欲が刺激されていました。
そしてたとえ新しいものを手に入れても、満たされるのは買ったその一瞬だけで、また自分に足りないものを見つけては追いかけてしまっていました。
このような事をいつまでも続けていた私はいつまでも満たされませんでした。
どれだけ物を持っていても、どれだけ新しいものを手に入れてもまた新しいものが欲しくなり、いつも何か物足りない気持ちになってしまっていたんです。
物を手に入れても自分を幸せにしてくれないこの根本的な事実を知り、私の物欲レベルを一気に下げることができました。
2.物より経験にお金を使う方が幸福度が上がる
物欲がなくなる思考と行動2つ目は「物より経験にお金を使う方が幸福度が上がる」と知ることです。
これもとっても重要な思考だと思っています。
私は物ではなく経験にお金を意識的に使うようになってからは貴重な体験をするためにも無駄な買い物はしなくなり、物欲は一気に減りました。
コーネル大学のトーマスヴィッチ教授という方は、お金と幸福の関係を次の通り説明しています。
この言葉は、本当に私の実体験からも納得がいきました。
買うまではとってもワクワクして、買った瞬間は幸福度が最高潮でも時間が経つにつれて飽きてしまって、いつの間にか使わないものになり、幸せどもどんどん下がっていきます。
みなさん、物にお金を使う時の幸せな時間はこのようになっていませんか?
私がミニマリストを目指す前に衝動買いで買ったブランドバッグは今ではいつどこで買ったか思い出せないし、もう使っていません。
時間が経つにつれて幸せ度はどんどん薄れていきます。
一方、経験にお金を使う時の幸せ度は、お金を使った後も記憶として思い出されずっと幸せ度は高いままです。
たとえいつか忘れてしまったとしても、友人との会話だったり写真を見たときなど何かのきっかけで思い出し、また何度でも幸せを感じることができます。
実際私も友人との思い出話は尽きず、今でも「あの時楽しかったね」とか「あれ面白かったよね」「また行きたいね」なんて話しています。
一生の思い出というやつです!
また、経験だけでなく私的に良いお金の使い方として追加したいのが、人へのプレゼントです。
何を喜んでくれるだろうとプレゼントを考えている時間、あげた時に喜んでくれる表情が本当に自分の幸せになるんです!
初めてのボーナスで家族を連れて行った食事は祖母がすごく喜んでくれたのですが、私はそれ以上に幸せを感じました。
限られたお金をどうせ使うなら幸せになる使い方をしたいですよね!
経験やプレゼントに意識的にお金を使うようになってからは物欲はもう奈落の底くらい低くなりました。、
3.物を捨てる
物欲がなくなる思考と行動3つ目は「物を捨てる」です。
物欲に支配されていた時、十分すぎるぐらい物を持っているのに、なぜか自分には足りないものばかり目に入っていたので全然幸せではありませんでした。
そんな状況を変えるのに物を捨てることはとても有効でした。
物を手放すことを通して自分にとって本当に必要な物、大切な物を知ることができます。
大切なものと不要なものを判断できるようになり、たとえ欲しいものができたとしても「でもこれって私にとって本当に必要なものじゃないよな」と冷静に判断できるようになりましたまた。
物は増やすのは簡単ですが、手放す決断をするのは本当に大変なんです。
「もったいないまだ使える」という捨てたくない感情との戦いです。
しかし、手放す悩みを嫌という程体感してから、買うことに対してのハードルは一気に上がり、簡単に物を買うのはやめようと思えるようになりました。
私の場合特にアイドルグッズを手放すのが大変でした。
どうしてもアイドルに対して申し訳ないという気持ちが出てしまい、タンスの奥底にしまっているグッズといえど捨てる決断をするまでにすごく時間がかかりました。
ですが、手放す辛さを知った今はアイドルグッズに対する物欲が一切なくなりました。
4.お金を労働時間に換算する
物欲がなくなる思考と行動4つ目は「お金を労働時間に換算する」ことです。
私は物を買う前に自分の労働時間に直して計算しています。
お金は自分の労働の対価としてもらえています。つまりお金は自分の時間と引き換えに手に入れたものなんです。
時間は人生そのものだから私にとって時間は何よりも大切だと思っています。
もし仕事が辛ければなおさら時間と引き換えにやっとの思いで手に入れたお金の価値は高いです。
私の場合、税率や計算しやすさを考慮して
と計算しています。
例えば3000円の服を衝動買いしたくなってしまった時、私はお金ではなく3時間分の労働時間と引き換えに手に入れることが、できるものと考えます。
私の大切な3時間を本当にこの服のためだけに働けるか、そう自問自答すると多くのものは、私の時間の方が大切という結論になり買いたくなくなります。
一方、反対に家族へのプレゼント友人と過ごす時間、旅行はまさにこの瞬間のために働いていたと思えるほど、私にとっては価値がある時間なので、むしろ気持ちよく使うことができるようになりました。
5.ショッピングに行かない
物欲がなくなる思考と行動5つ目は「ショッピングに行かない」です。
ショッピングに行けば新商品の情報、流行りの情報が嫌でも目に入ってきます。
「これが流行ってるんだ」などと知ると、なんだか私も手に入れたくなってしまいました。
何も収穫なく帰るのも自分の時間が無駄になるような気がしてむしろ何か買わなきゃという、義務感まで生まれてしまう事で用もなく買い物をしていました。
今は帰り道のデパートの寄り道や週末のお出かけ、ショッピングなどは一切していません。
ウィンドウショッピングをなくすだけで、物欲を刺激する情報がシャットアウトされて自然と欲しいものがなくなりましたし、衝動買いもなくなりました。
6.テレビを見ない事
物欲がなくなる思考と行動6つ目は「テレビを見ない」ことです。
これもショッピングに行かないと同じで流行りもの新商品の情報をシャットアウトすることができます。
知らなければ、欲しいものは生まれません。
少々流行りに疎くはなりますが、知らなくてもいい情報に振り回されなくなりました。
流行りものには左右されず本当に必要なものだけを買えるようになったと実感しています。
7.1年間服を買うのをやめてみる
物欲がなくなる思考と行動7つ目は「1年間服を買うのをやめてみる」ことです。
服って物欲を刺激するので一番の厄介者だと思っています。
流行りを追いかけていた昔の私は、洋服を買うのにたくさんのお金と時間をかけていました。
そして服の数が増えれば増えるほどコーディネートが何通りもできてしまうので、おしゃれがより難しくなりました。
そして、その結果着れる服はたくさんあるのに服がない現象が起きてしまっていました。
でも服は次の洗濯に間に合う分の量があれば物理的には本当は足りてるんですよね。
服を減らしたい!でもどう減らせばいいかわからない。。。
そう思った私はまず1年間新しい服を買わないことを始めました。
新しい服を買わないと決めてしまえば、服がないから買わなきゃいけないという考えに悩まされる必要もなくなりました。
最初は1年間で辞める予定でしたが、今では新しい服を買わなくなってからついに1年半が経過しています。
服を買わない中で気づいたのは、余裕があるくらい服は足りているということです。
そしていい服がないと思っていたにも関わらず手持ちの服の中で、お気に入りがどんどん見つかっていきました。
これは本当にびっくりしました。
全部の服を平等に着てあげられるし、気分によらず着ることで自分が本当に気に入る服、気に入らない服に気づくことができました。
時短にもなりますし、今日のお題はこれ!といったように毎日ゲーム感覚でコーディネートを組むことができて少し楽しくなります!
そして何よりも、服を買わない行動は最近問題視されているファストファッションの文化、例えば服を大量消費して廃棄することだったり、安い服を作るために製造工場の環境が劣悪になっていくことなど、ファストファッションがもたらす社会問題にも微力ながら歯止めをかけることができているのではないかと思っています。
8.コレクションはしないと決める
物欲がなくなる行動8つ目は「コレクション
は、しない」と決めることです。
一番物欲で気をつけなければならないものがコレクションです。
物はどんどん増えていきますし、謎の使命感から新しいものを手に入れなきゃと買ってしまいます。
私も今までにアイドルグッズだったりコスメ、安いアクセサリーアーティストのCD・DVD等々いろんなものを集めていました。
しかし、どれも結局は使わずに収納の奥にしまい込んでしまうものだったり、使い切れないものばかりでした。
コレクションをしないと決めてから買って満足するだけの意味のない買い物はしなくなり、必要なものを必要な量だけ買えるようになりました。
9.徹底的に調べて本当にいい物をお得に買う
物欲がなくなる思考と行動9つ目は「徹底的に調べて本当に良いものをお得に買う」ことです。
先ほども記載しましたが、物を捨てるようになってから買い物をするハードルがぐっと上がりました。
そして買うからには一番良いものが欲しいと徹底的に口コミを調べるようになりました。
楽天市場のレビュー件数、YouTubeでのレビュー動画などを通して「一番いいものはどれだろう?」と調べます。
調べるのには時間を使うので本当に欲しいものでないとここまでできません。
徹底的に調べてから買うことで買ったものに対する満足度がぐっと上がりましたし、つい衝動で買う余計な買い物も防げています。
ヤフーショッピングユーザーの私は買い物をするときはお得な5のつく日に買うことにしています。
楽天ユーザーの方であれば5と0のつく日に買えばお得ですね!
このお得に買える日を待つために数日時間を置くことで気づいたら、欲しい衝動が冷めて欲しくなくなっている、なんてことがよくありました。
お得に買える日を待つことで安く買えるだけでなく、衝動買いも防げています。
まとめ
以上が物欲がなくなる思考と行動でした。
安物買いの銭失いと言われていた私が、今では物欲はほとんどなくなりました。
買っても買っても足りないものばかりに目がついてしまいずっと満たされない気持ちだった昔より物を買わなくなった今の方がずっと満たされていて幸せです。
ミニマリストを目指している方や物欲がなくなる思考や行動を知りたいと悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい!
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